
INTERVIEW
不動産管理の「当たり前」は、現場を知っている人間がつくる

松本 康信
サクセス部 業務推進・品質管理チーム
工務店での原状回復業務を経て、ゼロから職人ネットワークを築きCOSOJIに参画。現在はサクセス部で業務推進・品質管理を担い、シェアハウスや学生寮の現場品質管理を軸に、繁忙期600件規模の現場マネジメントを担う。
「現場のことがわかる人間がいない」──その言葉が入社の決め手だった
もともとは工務店で、学生寮やシェアハウスの原状回復・リノベーションを担当していました。不動産管理の現場に近い仕事をずっとしてきた中で、あるシェアハウスのトライアル現場にCOSOJIから声がかかったのが最初の接点です。
その時は金額が折り合わずに見送りましたが、しばらくしてからあらためて連絡が来ました。「うちに現場のことがわかる人間がいない。来てくれないか」。その一言が、決め手になりました。
テクノロジーで不動産管理をアップデートしようとしている会社が、現場の一次情報を持っていない。逆に言えば、自分が入ることで埋められるピースがある——そう直感しました。工務店時代のキャリアがここで活きると思いましたし、「現場を起点に仕組みをつくる」という仕事の面白さにすぐにピンときました。
ゼロから開拓した職人ネットワーク
入社当初、COSOJIには職人のネットワークがほぼありませんでした。原状回復を受けるには、塗装・クロス・クリーニングなど複数の職人が必要になります。自分で電話アポを取り、工務店に飛び込み、一軒一軒つながりをつくっていきました。
繁忙期の3〜4月には年間400件、今年は600件規模まで拡大しました。ただし件数の増加よりも大事にしてきたことがあります。現場の段取りと品質判断を、自分が軸を持って担い続けること。不動産管理の現場は、実際に見て触れた経験がないとわからないことだらけです。それが自分の役割だという確信は、今も変わりません。
「後ろ指を刺されたくない」──プロとしての矜持
現場管理で根本にあるのは、「自分がやった仕事で後ろ指を刺されたくない」という気持ちです。品質を指導する立場の人間がちゃんとできていないのは、仕事をしていないのと同じだと思っていて。下町育ちの性分として、「言われるくらいなら黙ってやる」が染み付いています。
写真を撮るとき、髪の毛が一本落ちていたら拾ってから撮り直す。管理会社から文句が来ない状態を維持し、報告書を正確に仕上げる。毎週巡回しているシェアハウスが今の水準を保てているのは、自分が現場に入り続けているからだという自負があります。「現場を見ないとわからない。それがCOSOJIの不動産管理の土台です」。


挫折から学んだこと。「現場ができる」だけでは足りない
苦い経験もあります。名古屋の案件に1か月半通い続けましたが、最終的に取れませんでした。月曜にシェアハウス現場、火曜に名古屋、水曜にシェアハウス現場——その繰り返しの末、先方との折り合いがつかず案件は消えました。
そこで気づいたのが、「現場ができる」だけでは不十分だということ。一緒に動いてくれた方への報告がSlackの「なくなりました」一言で終わっていたことも、後から気になりました。現場で信頼を積み上げても、人への報告や関係づくりがなければ崩れてしまう。代表にもその場で率直に伝えました。「自分の気持ちは伝えた」という納得が切り替えの軸になりました。
現場品質はチームで守る。「信用」と「信頼」は違う
COSOJIが全国に広がるほど、一人では現場をカバーしきれなくなります。だからこそクルーさんの育成が、不動産管理の品質を守ることに直結します。
「信用」と「信頼」は違う、というのが持論です。信用してしまうと確認しなくなる。信頼とは「大丈夫かな」と声をかけ続けること。見てもらっていると感じることで人は成長するし、「ほら、できたでしょ」という積み重ねが自信になっていきます。飲食店でマネージャーをしていた頃から変わらないやり方です。
自分が上に立ったとしても、現場を丸投げしたくない。現場を知っているからこそ「大丈夫です」と言える。その言葉に重みがある。それがあってこそ、会社として仕事を増やしていけると思っています。
COSOJIに興味を持ったあなたへ
不動産管理の仕事は、現場を知れば知るほど面白くなります。清掃一つとっても、建物の構造、素材の特性、管理会社のルール、住む人の生活——全部がつながっています。「なぜこうなっているんだろう」という興味を持って現場に入れる人には、知識もスキルも信頼も、確実に積み上がっていく環境があります。
テクノロジーで不動産管理をアップデートしようとしている会社だからこそ、現場を知っている人間の価値がある。ワクワクしながら現場に向き合える方と、ぜひ一緒に仕事をしたいです。
キャリアパス
飲食・ブライダル・引越し等
ウェイター、ブライダルスタッフ、引越し作業員など多様な職種を経験。少年野球チームのコーチも兼任。人と現場を動かす感覚を体で覚えた時期。
工務店勤務
原状回復・リノベーション業務に従事。学生寮・シェアハウスの現場管理、職人との協働、見積・報告書作成など一連の業務を担う。
COSOJI株式会社 入社(2023年末)
サクセス部 業務推進・品質管理チームに参画。ゼロから職人ネットワークを開拓し、清掃・原状回復の現場品質管理体制を構築。繁忙期600件規模の現場マネジメントを担う。

